2021/01/07
1月6日の夜、あらかじめ用意したセリ、ナズナ、ゴ(オ)ギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロの「七草」をまな板の上に載せ、以下の歌を歌いながらしゃもじやお玉杓子、包丁の背などで叩いて細かくする。
七草なずな 唐土の鳥が 日本の国に 渡らぬ先に ストトントン。明けて7日の朝に粥を炊き、叩いた七草と塩を入れて七草粥にする。そして朝食として食べる。七草粥は新年の季語とされる。現在では、七草をセットした商品が、多くの八百屋など小売店にて販売される。七種の節句とはこの七草がゆを食べる行事を言う。
さて前回の続き、今ここで生きているという事は、決してあたり前ではありません。多くのご先祖がいてくれて、命のリレー、バトンタッチをしてくれたお陰です。希有な命(遺伝子)に思いを寄せ、節目となる日にその重さを実感するのは、てとも意義深いことです。こうして新年を迎えてた時こそ今一度見直すべきです。
殊に新コロナウイルスの感染防止に最も重要なことは、手洗い、うがい、マスク、ソーシャルディスタンスです。これはもう大体出来ることですが、関東では今一度、緊急事態が叫ばれていますが、それらは、自分のみならず、まわりの人を救うためにも必要になのです。
自分のまわりにある沢山の命に、やさしい眼差しを向けるのです。広い視野でみんなを見守ることは、すべての命を尊厳する仏教の理想に、備わっています。感染を防ぐためのソーシャルディスタンス。身体はしっかりと離し、心はしっかり寄り添うのがベスト。心のディスタンスです。
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