利益・りえきとりやく

2021/04/10

 一般的には「リエキ」といい経済の儲けの部分のこと。佛教では「リヤク」と読みます。丁寧に言うと御利益となります。仏教に従うことによって得ることのできる幸福・利益のこと。自分を益するのを功徳(くどく)、他を益するのを利益とよんで、自利と利他を分けることもある。法華経信仰の利益を一言でいえば「現世安穏(げんぜあんのん)・後生善処(ごしょうぜんしょ)」即ち、現世(げんせ)は穏やかに、後世(こうせい)には善い所に生まれるということであります。私達は信仰によって、この無常な世の中を「安穏(あんのん)な日々」と、未来には「後生善処」即ち成仏を期する「祈りの生活」を日々過ごすことが大切です。これを「現当二世(げんとうにせ)」の利益と言います。この利益は法華経の教えを素直に修行することによって、心の安らぎが得られます。宗祖は『法華経の行者の祈りのかなわぬことはあるべからず』と仰せられています。日蓮聖人もその祈りによって母上の病を治し四ヵ年の寿命を延ばしておられます。その他たくさんの奇跡や、奇瑞(きずい)の現世利益を現しておられます。
 当山では納骨堂・永代供養塔のご供養を奨めております。法華経の中に法華経を保つ者は「現世は安穏にして、後生は善処」とあるように「現安後善」を体験できる道場です。是非お参り下さい。

 

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