常 精 進 

2021/08/30

7月の梅雨明け、スカッと晴れ渡った青空が久しぶりに懐かしくも感じる不思議な感覚です。それだけ太陽光線にあたってなかったということで、佳くも悪くも自然によって生かされていることを実感するのですが、またまた曇り空に囲まれます。
 「登龍門」由来は良く知られています。後漢書にある故事で、黄河の急流にある竜門と呼ばれる滝を多くの魚が登ろうと試みました。そのなかで鯉のみが滝を登り切り、竜になることができた。このことから鯉の滝登りが立身出世の象徴となったそうです。
鯉が竜になるところがとても素敵なお話です。
 我々仏経に縁あるものはその身そのままに、菩薩にも仏にもなれるのです。とても素敵なお話。お釈迦さまが直接会えない我々に、このシステム・法則を法華経の中にお残しになり、成仏の手立てを行なって下さっています。
だからこそ!「法を説きなさい!」と繰り返しお説きになられているのですね。お経では法を説く者を「法師・如来使」と定義されます。時としてお釈迦さまは、我々を如来の使いとして扱い直接法を説かれます。六或示現(ろくわくじげん)と言いますが、その時はお釈迦さまと一体です。分かっていても、なかなか仏経を人に話すことは難しいかもしれません。
登竜門はどの分野においても狭き門なのですから。しかし、諦めずに明らかにすることが最大一です。常に精進「常精進」することによって力が付く蓄えられるのです。サボってはいけません。来る日も来る日も積み重ねることがエネルギーとなり、どんなことにも打ち勝つことができるからです。
 精進の寺、彌勒の丘法典寺は常に読経唱題をして己を磨きます。そこにあるのが、納骨堂・永代供養塔です。室内墓を是非お求め下さい。

 

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