釈尊のいうとおり

2022/09/06

妙法蓮華経嘱累品第二十二
 釈迦牟尼仏は右手で数え切れないほどの菩薩の頭を三度なでて言いました。
『わたくしは測り知れない無限の年月にわたる修行によって成仏の法を修めてきた。今おまえたちにそれをゆだねよう。おまえたちは一心に法華経の心理を布教して、世の人々に広く利益するように』。
嘱累とは付属のことで委任することでする。すなわち仏さまが菩薩さんに任せたことになります。菩薩はそれを受け入れ逆に三度決意を顕しました。
ここで諸仏諸菩薩一切世間の者大いに歓び、それぞれがいた元の世界へと帰ってゆくのでした。しかし法華経は未だそう簡単に終わりません。
 ここで場所の確認だけしておきます。
二(に)処(しよ)三(さん)会(ね) 二ヶ処(所)で三度の法(ほう)会(え)をしたとのこと。 
・序品第一~法師品第十    霊(りよう)鷲(じゆ)山(せん)(会(え))
・見宝塔品十一~ 嘱累品二十二 虚(こ)空(くう)(会)
・薬王品二十三~普贒品二十八 霊鷲山(会)
映像的に言うと地面に足を踏ん張って一生懸命修行するところが霊鷲山。
天高く仏さまの世界が虚空会ということになります。
従って続きは元に戻り菩薩さんが主役となり説かれてゆきます。

 

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