富士と身延山

2022/12/11

富士山だけではなく身延山への参詣についても割引の制度を設けていたということです。また信玄は中国「明版の法華経一部」を身延山へ奉納しています。その当時は明版の法華経を入手することは、なかなか難しい時代でしたので、貴重な文献として尊ばれました。その法華経に自署して「従四位の下 晴信」とありましたことから、信玄が朝廷より従四位の下という位をえていたことが判明しました。

甲斐の国主として富士山を尊び、身延山をも崇拝していたことがわかります。日本一の名山を我が所領の中におさめたということで、信玄も周囲の諸国に対して誇りとしていたことでしょう。信玄に関する伝説は数多く伝わっていますが、戦に出かけるとき身延山へ戦勝祈願をしていき、大勝利をえたそのお礼にと信濃の国で採れた松茸を沢山送り届けています。

 

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