富士、富士宮、納骨堂と永代供養塔「お葬式について」

2019/04/01

お墓を求める時、利用するに際して必ず行われる必ず葬儀や年忌法要には必ずお布施が必要となります。お寺は檀信徒のお布施で成り立っております。日本仏教が民衆の支持を受けたのは、近親者の死という危機にあって、その死者の存在を尊いものとして受け止め、共に送り、葬る作業を僧侶が行ってきたからである。解り易く云うと、どんな命にも意味があり、価値があり、尊ばれるべき、人格をもった存在として位置づけ、その命の喪失の厳しさ、辛さ、悲しさに共感したからである。故人はこの世から居なくなるのだが、家族親戚それぞれ各個人の心に故人の思いを込めて共に生き続けることが、葬儀式の意義でもある。「葬式仏教」とも云うがこれこそ一大事の仏教である。人の生死に係わるというのは並大抵のことではないからだ。しかし、その現場に固着するならば、死後だけでなく、生きている時からの関係も重要となる訳である。寺院は檀信徒という関係は、基本的に住職である僧侶が仏教の教えを説くという法施を行い、それを檀信徒は財施で応え報いる、共々宗教共同団体である寺院を維持していく、という関係にある。死者は日常よく知った檀信徒であったから、死者に相応しい法号(戒名)を考えて授与する。死者を送る(葬送儀)ということは、宗教者、遺族である檀家、地域共同体にとっても最大の儀式なのであ。先日、納骨壇の契約をした方の葬儀を執行した。家族、親族、関係深い様々に縁の深い会葬者と共に読経をし、お題目を唱え霊位にエールを送り、遺族、会葬者のそれぞれの心に故人の魂を刻みいれてもらい、仏さまになるべく霊山へとお送りした。遺族も安心して送ることができたと歓喜極まっていた。

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