富士、富士宮、納骨堂と永代供養塔「法華経3」

2020/07/05


ここまでの説法で舎利弗尊者だけが理解をしていましたが
それを察して解りやすい譬え話が始まります
譬喩品第三では「三者火宅の譬」が有名です
ある村の部落に一人の大長者(金持)がおりました
財産も大したもので使用人も多く屋敷も広かったのですが
門はたったの1つで建物も古く壁も柱も腐れ傾いている有様でした

ところがある日のこと大火事になってしまいます
この長者には子供も沢山居て皆家の中で遊び戯れていましたが
その大火事に気づく間もなく遊びに夢中で
火事だ火事だと騒いでも一向に気づかず逃げようとしません
長者は咄嗟に工夫をして
「門前には色々な玩具が沢山ありますよ、羊の車も鹿の車も、牛の車も揃っています。外へ出てみんな好きな車に乗って遊ぼうではないか」
今で言えばスーパーカーとかキャラクターの乗り物に譬えたでしょうか
子ども達はこれに悦び先を争って小さい門から出てゆきどの子も助かったとの教え
その後子ども達には大白牛車を与えたとあります
上記の羊車(声聞)、鹿車(縁覚)、牛車(菩薩)はこれら三乗の為の方便の教えです
壁も柱も腐れ傾いている建物は今の私たちの世界そのもの
火事の恐ろしさは生老病死四苦八苦を悩ます有様です

お経の中の一説 ・ ちみもうりょう ・ こう書きます
變状如是 處處皆有 魑魅魍魎 夜叉惡鬼
食噉人肉 毒蟲之屬 諸惡禽獸 孚乳産生 
各自藏護 夜叉競來 爭取食之 食之既飽    
惡心轉熾 鬪諍之聲 甚可怖畏 等々・・
こういう世界で過ごすことが当に火宅なのです
火宅を抜け出す正しい法を持つしかありません
それが法華経でありお題目なのです   
http://www.houtenji.or.jp/

 

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