秋のお彼岸です

2022/09/21

彼岸(ひがん)とは、煩悩を脱した悟りの境地のことで、煩悩や迷いに満ちたこの世をこちら側の岸「此岸」(しがん・娑婆世界)と言うのに対して、向う側の岸「彼岸」という。
「彼岸会(ひがんえ)」は、雑節の一つで、春分・秋分を中日とし、前後各3日を合わせた7日間のこと。また、この期間に行われる仏事のこと。暦の上では最初の日を「彼岸の入り」、最後の日を「彼岸明け」なお、地方によっては最後の日を「はしりくち」という地方もある。俗に、中日に先祖に感謝し、残る6日は、悟りの境地に達するのに必要な6つの徳目、六波羅蜜を1日に1つずつ修めるためとされている。
1持戒、2布施、3忍辱、4精進、5知恵、6禅定、簡単にいうと以下
1約束を守る 2相手に施す 3我慢 4努力 5学習 6心を落ち着ける
 仏さまの教えには「娑婆即寂光」「煩悩即菩提」と云いこの世(娑婆)に居ながら仏の世界を得る事を言う。彼岸だから先祖の供養をしたり六波羅蜜の行をすればいいのではなく、これらの事は常にしておかなければならない重要な事である。彼岸の1週間肩肘はって一所懸命修行するのではなく、毎日を力抜いてなるようになるよう精進して下さい。
此岸があるから彼岸があるように、向こうの岸に泳いで渡るんじゃなくて、今いる此方の岸を仏の世界にするようにすればいいんですよ。仏さまはきっとそう望んでいます。
 お盆は自宅で先祖をお迎えして「命に感謝」
 お彼岸はお墓で「先祖に感謝」 6つの修行する事と同じ意味があります
お中日には中日法要があり、一日中墓前供養(墓経)も致します。
納骨壇永代供養塔がお待ちしております、是非お出で下さい。

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