2018/10/13
聖人涅槃図
「老」の一般的意味について
一、長い経験を積み重ねてきている人(長老)
二、長く馴れ親しんでいる経験を積んだ人(老練)
三、年をとり物事を良く知っている人(老知識)
四、国政などについて貢献した人(元老・閣老・大老・宰老・国老)
五、仏道にすぐれた名僧(老師・長老・老宿・老成)
六、武家の老職・町内の年寄役(宿老・老中・家老・老公)
七、昔からの事を良く知っている老人(古老・故老・老成)
ハ、初老(四十才)中老(五十才)初期高齢者(六十五才以上)後期高齢者(七十五才以上)
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今や目本の人口でしめる高齢者の数は増大の一途をたどっている。此の人々をどの様にサポートしていくかは国家的にも大きな問題である。各宗派に於ても高齢者を対象とした教化活動が活発になってきている。ひと頃「葬式仏教」と抑楡されてきた仏教教団にとって、葬儀や法事を行う事は勿論大事であり、その役目も大いに意義がある事であるが、その一歩手前の高齢者を対象とした「高齢者のための仏教」が期待される時代になってきた。人々の要求に応じて我々は「老」をどの様に生き、人生をどのように幕を閉じて行くか、即ち安心を与えるための仏教教団を目指すべきではないか、と考えられてくる。ビハーラの社会教化活動の一環として、今後は僧侶もソーシヤルワークの面で活躍して行く事も大事なこととなるであろう。
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