まずは数珠を持ちましょう

2022/11/06

数珠の紀源については『仏説木悌子経』に、お釈迦様が人々の苦しみや悩みを取り除く手段として、菩提樹の実を108つなげて輪にして、いつ、いかなるときも受持して、まごころを込めて仏・法・僧の名前を唱え、お経を唱えるならば、百八つの煩悩を除いて、このうえない悟りによる功徳が実現する事ができると教えられた事によります。
数珠は念珠とも書す事もあり、仏教がインドから中国に伝えられると随・唐時代には実用的法具としての意味が強くなり広く普及し、仏教徒の象徴的な持ち物となりました。日本では、すでに奈良時代に用いられており、その証は正倉院の御宝物の中に残されていることからも伺えます。
珠の材質についても昔から金・銀赤銅水晶・真珠・珊瑚菩提樹白檀黒檀などの香木などが用いられています。日蓮宗の宗義では持つ時は、常に二環にして左手首にかけ合掌する際には、左手の親指と人差し指の間にかけます。またお坊さんの勧請・唱題・回向している時は輪の途中に綾をつくり両手の両手の中指の中程より上にかけて合掌します。数珠は多くの珠を繋いで輪にしたもので珠の数は百八個のものが正式とされ宗派によって形が異なります。また男性用と女性用があり大きい物が男性用、小さいものが女性用となります。また房が付いているものは僧侶が法要の際に使うもの長い房のものは僧侶が御祈祷する際に使うもの、様々な種類の数珠があります

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