富士、富士宮、納骨堂と永代供養塔「子供のいたずら」

2019/04/24

 子供がいたずらをして困るとよくいう。実は子供にはいたずらはないのである。端的にいって、子供の心は仏さまなのである。ある父親が語った。
ある時、よちよち歩きの子供が、いわゆるいたずらを始めた。やさしい父親がはじめて恐い顔をして「メーッ」と叱った。子供はふと顔をあげて父親の目を指さし、「目、目、目」と言ったというのである。これは子供の心の中に「いたずら」という悪心はなかったという、よい証拠であろう。
 子供の障子破りは音の研究であり、触覚の訓練だと言った心理学者がいるが、確かに子供にとって、たまたま障子に手がふれて、プスッと音をたてて破れると、こちらはどうであろうかと、続いて破りたくなろう。その破れる音はなかなか耳に快い。破るときの手の感触も新しい発見だろう。だから子供の行為は禁止するよりも、それを建設的な方向に導くことが大切である。障子破りには、別の綺麗な紙など与えて破らせることである。
 このことは子供ばかりではない。人間は本来「善」なのである。親の精神的雰囲気が、禁止的、抑圧的なものから、開放的、肯定的なものへと転化し、その雰囲気の影響によって、子供は本来持っている生命の自由を得、必ず良くならざるを得ないのである。
 それと全く同じに、人間どうし認めあい、許しあい、常不軽菩薩のように人間礼拝(人が人を拝む)にまでゆくとき、そこが霊山浄土というものである。それは人類のみはてぬ夢なのであろうか。ひたすらに真実の仏性ひろまれと祈るのみ。当山では彌勒の丘において仏性を磨くべく日々精進を怠らない。その第一が先祖に感謝を申し上げること、第二が自分の命に感謝、第三はこれからの未来に光を送るべく、仏法僧に帰依礼拝をする。その基となるのが、新しい室内墓地である「納骨堂・永代供養塔」である。一度ご覧あれ。

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