富士、富士宮、納骨堂と永代供養塔「信解品第四」

2019/11/04

ここでは長(ちよう)者(じや)窮子(ぐうじ)の譬えが説かれています。
幼少の時にフラフラと家出をして行方不明になった少年がいました。少年は諸国を流浪して乞食同様の生活をしていました。父(長者)は心配をして探しますが何処にも居ません。探しながらある町に居住することになりました。元々相当な金持ちで豪勢な生活をしており召使なども沢山おりました。
そこを偶然少年が尋ねると父は即息子であると確信します。五十年ぶりの再会でしたが息子はひどい目に合わされると思い離れようとします。ここで父はお前にはいい仕事(便所掃除)があると誘うと納得して仕事に没頭します。父も同様に便所掃除をして息子に近づきます。お前は私の子供であると言っても聞き入れません。
 やがて二十年経ち臨終を前にした父は息子に財産の管理を任せ、実の子であることを明らかにしました。この物語の父・長者とは仏さまのこと、息子(窮子)とは私共衆生であります。み仏の様々な化導によって一切の衆生はみな仏の子であることを自覚し、無上の法悦と感謝を申し上げたのです。

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