富士、富士宮、納骨堂と永代供養塔「共栄」

2020/10/25

檀家制度で江戸幕府の庇護を受けてきた仏教界でしたが、明治政府の「廃仏毀釈」で神道が国教とされることになり、大きな危機に直面しました。その危機を救ったのが、長く続いた仏教での先祖供養、寺墓地の存在でした。政府も寺院と檀家の生活に深く根ざした関係を断ち切ることは出来ませんでした。

太平洋戦争の大きな社会変革も、人びとに精神的変化をもたららしました。しかし、先祖の供養、寺墓地の存在が、寺院と檀家の関係を維持していたからです。

東日本大震災の大津波で、宮城県沿岸部では被災地の多くが居住困難地域に指定され、地域住民「檀家」は復興住宅等に四散しました。寺院も伽藍を失い、再建途上やプレハブの仮設本堂で法務を継続しました。しかし、一部は離壇しなければならない家もありましたが、その殆どは従前どおり菩提寺を護持し、先祖の供養を継続しております。

仏教や寺院を巡る各種のアンケート調査では、寺院に抱いているイメージとして、「葬儀や供養を行う所」が圧倒的です。その一方で、高齢化や貧富の格差など、多様化する社会で、弱者への寄り添いが求められていることも読み取れます。つまり共に生きることが目的となり中心です。これこそ「共生共栄」共存なのです。

各寺院僧侶は時代がいかに変わっても、仏事は特に大事な役割と心得ています。地域性や、その寺院によって過去からの習慣もことなりますので、仏事の相談は必ず近くのお寺に問い合わせることをお勧めします。

当山、彌勒の丘・納骨堂・永代供養塔は如何なる要望も聞き受け、対処することを鑑みております。新しいカタチをお求め下さい。

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日蓮宗 妙栄山 法典寺
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