住職ブログ｜先祖供養、水子供養、墓地、納骨堂をお探しなら宗教法人法典寺【各種祈祷、祈願も承ります】

2020/11/03

観音さまをお祀りしているお寺は多いと思います。当山にも慈照観世音観世音菩薩「観音さま」がいらっしゃいます。全国各地に観音霊場があり、観音信仰は、昔より、日本人の心の中に生き続けてきました。一般的には「観音霊場を歩いて廻る行をすると、迷い苦しみを消し、清らかな心を得ることが出来る」ともいいますが、日蓮宗では読誦（どくじゅ）と題目唱題をして供養するとご加護が得られると伝えられます。以下に「妙法蓮華経観世音菩薩品第二十五」についてお話します。
  カンノンギョウとともいいます。観世音菩薩の名を唱えれば様々な難から逃れると説かれています。妙音さんと同じく変化身を顕します。観音さんは普門との別名もありますが、あらゆる方向に顔を向けたもの｢門｣という意味です。
　観音信仰はその昔インドでは、西方ローマなどの交易をしていた商人たちの間で広まったともいわれています。海賊が横行していたのでかなり危険にさらされていたのを観音さまを呼びあげていたのでしょう。その後一般にも広まり｢南無観世音菩薩｣と唱えれば外的な災い｢七難｣や｢三毒｣から逃れられると説かれています。
　また子供を懐妊した時に男女の産み分けも出来るとも説かれます。男（女）の子の場合はその意を込めて『南無観世音菩薩』と唱えるんです。胎教にもいいでしょう。
　むかし私のところに是非男の子が欲しいからと御祈祷を受けました。名の知れた元スポーツ選手夫婦でした。当時その夫婦のお子さんは女子が二人でした。
息子を産んで是非自分の後を継いで貰いたいとの事から念願されました。観音経を数度読み祈祷施しました。帰り際に『お題目』と『南無観世音菩薩』を毎日唱えることを伝えました。数ヶ月すると可愛い男の子の写真が送られてきました。四半世紀まえのこと妙法経力を確信しました。ありがたいじゃありませんか