富士、富士宮、納骨堂と永代供養塔「コロナ禍」

2020/11/12

奈良時代に天然痘が流行したとき、仏教によって病気を押さえようとした聖武天皇は、国中の力を集めて東大寺の大仏を造りました。また、それをくい止めるために祇園祭が始まったと伝えられています。感染症との闘いに終わりはありません。日蓮大聖人ご存命時代にも疫病が蔓延って、数え切れないほど亡くなられたと御遺文にもあります。いまコロナ禍の第3波が押し寄せてくるなか「不安を小さくする智恵」を探ることが一大事です。

未知の感染症が、突如として牙をむき、襲いかかってきました。ワクチンがないばかりか、効果的な治療薬も見当たりません。科学が発達し、医療が充実した現代であっても、新型コロナウイルスの犠牲者は、世界中に増え続けています。また、感染症の知識は、過去と比べものにならないほど豊富にあるにもかかわらず、募る恐怖心から信じがたい差別が起きています。どうやら、科学と医療の力だけで不安を抑えるのは、難しいようです。

そこで注目したいのが、宗教です。とくに仏教は、不安を小さくする方法を具体的に示しています。つまり、むさぼりの心、怒りの心、愚かな心をコントロールして、イライラ、ムカムカ、オロオロといった負の感情を鎮めることが出来ます。自分の心を変えることによって不安を小さくする。それが仏教的なアプローチです。

宗祖日蓮大聖人は「妙法蓮華経」の保ち「お題目」を唱えることによって心の成長をお示し戴きました。法華経を信じて自分のものにする事によって「不安を小さくする智恵」か身につくと仰せです。恐々謹言

 

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