富士、富士宮、納骨堂と永代供養塔「お寺とは」

2020/11/30

お寺の歴史は1500年前、飛鳥時代に大陸から仏教が伝わってきました。それ以来、日本各地にお寺が建てられ、多くの人の信仰を集め、外国から来た仏教が日本で繁栄してきました。そもそも仏教が生まれたインドでは現在、悲しいかな仏教は殆ど信仰されていません。1パーセントにも充たない状況です。

インドの主な宗教はイスラーム教です。イスラーム教にはキリスト教や仏教のような形の「寄付(お布施)」がありません。お坊さんや神父さんのようにお布施で食べている専従者がいないからです。商店のおじさんが、お祈りの時間になると、服を着替えてお坊さん役になる。これなら誰にでも抵抗感なく始められます。

日本では逆で寺院数は75000ヶ寺くらいあるそうで、コンビニエンスストアの数よりはるかに多いといわれています。しかし、なぜ外国から輸入された仏教がこんなに我が国で人記が出たのでしょうか。

仏教が大陸からの伝来は西暦538年です。外国の宗教である仏教が直ぐに日本に受け入れたわけではありません。「日本書紀」には、仏教推進派の蘇我氏と反対派の物部氏との間で、争いが生じるまでに展開しました。勝敗は「聖徳太子」を味方につけた蘇我氏が勝利を収め、仏教を積極的に取り入れることとなりました。大きな戦をしてまでも、なぜ仏教を導入しようとしたのでしょうか。そこには、在来の日本の宗教では補えなかった「鎮護国家」という問題がありました。当時の日本は、丁度現在のコロナ禍のような状況であったのでしょう。疫病が流行り、天災による飢饉などがあり、この国を守る大きな力が必要とされたのです。いま再度仏教をよく学び理解する大切な時期なのだと思います。

 

お問い合わせ

お問い合わせやご質問等についてはこちらよりお願いいたします。
また、毎月の鬼子母神講(毎月8日 午後7時)や七面さま講(毎月18時 午後2時~)へのご参加も
心よりお待ちしております。

日蓮宗 妙栄山 法典寺
〒418-0023 静岡県富士宮市山本371-1
Tel.0544-66-8800
Fax.0544-66-8550


pagetop