七面さま大祭ご案内

2021/05/15

七面大明神(しちめんだいみょうじん)は、七面天女とも呼ばれている女神。当初、日蓮宗総本山である身延山久遠寺の守護神として信仰され、法華経を守護する神として各地の日蓮宗寺院で祀られるようになった。その本地は、山梨県南巨摩郡早川町にある標高1982mの七面山山頂に祀られている神で、吉祥天とも弁財天ともいわれる。
 日蓮聖人が身延山山頂から下山の道すがら信者に教えを説いていると、一人の妙齢の美しい女性が熱心に聴聞していた。「このあたりでは見かけない方であるが、一体だれであろうか」聖人は、読経や法話を拝聴するためにその若い娘が度々現れていたことを知っていた。その若い女性に向かって、「皆が不思議に思っています。あなたの本当の姿を皆に見せてあげなさい」と言った。すると、女性は笑みを湛え「お水を少し賜りとう存じます」と答えると、日蓮は傍らにあった水差しの水を一滴、その女性に落とした。すると今まで美しい姿をしていた女性は、たちまち緋色の鮮やかな紅龍の姿に変じて仰った。
「私は七面山に住む七面大明神です。身延山の裏鬼門をおさえて、身延一帯を守っております。末法の時代に、法華経を修め広める方々を末代まで守護し、その苦しみを除き心の安らぎと満足を与えます」と。そう言い終えるや否や、七面山山頂の方へと天高く飛んで行った。その場に居合わせた人々は、この光景を目の当たりにし随喜の涙を流して感激したとあります。 
 昨年は非常事態のなか中止にしましたが、来る5月18日午後2時より七面大明神大祭を執り行います。コロナ禍ではありますが、衛生的には気をつけますので、是非お参り下さい。

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また、毎月の鬼子母神講(毎月8日 午後7時)や七面さま講(毎月18時 午後2時~)へのご参加も
心よりお待ちしております。

日蓮宗 妙栄山 法典寺
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