功徳、人の為に広く説く

2021/11/26

第七の功徳
この經を受持し、読誦し、書寫、解説し一切の苦悩の衆生を教化しようと欲せば、六波羅蜜を修行していなくても自然に六波羅蜜を行じ、菩薩の第七の地に昇ることができる。
それは譬えば、勇士が王のために敵を除いてしまったならば、王は半國を褒美として与えるようなもので、六波羅蜜も求めずとも自然に得ることができ、生死の変化の迷いにおいても佛國の半分の寶を得るようなもので、現象にとらわれず安楽に暮らすことができるようになる。
第八の功徳
この經典を得たものは、佛と同じように供養され、受持・読・誦・解説、書寫し、この『無量義經』を人々のために広く説く。そして種々の方便をもって人々を救い、菩薩の仲間入りをして佛の覚りを開くことができる。
第九の功徳
この經を得て歓喜し受持、読誦、書寫し、解説するものは、宿業の重い罪があっても、その罪を滅し、六波羅蜜を行い、諸の三昧を得、菩薩の境涯を得、衆生を苦しみから解脱させる力を得ることができる。
第十の功徳
この經を得て歓喜し受持、読誦、書寫し、解説し、他の人にも修行させ、覚りを得させたとすれば、その力により、陀羅尼門を得ることができる。また、凡夫の身において、佛道を成就する誓願を起こし、人々に利益を与えるようになる。このようにして法雲地(菩薩の第十地)に入り、まもなく阿耨多羅三藐三菩提(佛の覚り)を得ることができる。

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