富士、富士宮で考える納骨堂と永代供養塔

2019/03/28

持つべきか持たざるべきか、それが問題だと多くの人を悩ませるのがお墓ではないだろうか。お墓とはいったい何だろうか、どんな意味があるのかを調べてみた。

古代の末期から貴族や有力な武士がお墓(石塔)を立てるようになり、一般の人の墓が立てるようになったのは中世後期からのようです。それまでは貴族ですら「遺体を何処に埋葬したか」などあまり気にせず、墓参も行われませんでした。一般の人が石塔を建て始めた中世後期でも「〇〇之墓」石碑に文字など刻まずに五輪搭などが用いられていたとのこと。今のタイプのお墓は江戸時代中期からです。

お墓を建てるようになるのは、先祖を祭り、家産を持ってそれを子孫が継承するという家制度が、庶民にも次第に浸透していったからです。江戸時代のお墓は個人ごとに建てるのが基本でした。これは当時は土葬だったことも大きな理由です。

戦後、家制度は廃止されても、この家単位で祭祀を行う家墓制度はゆるやかに続いていました。昭和の時代でも例えば、音信不通だった叔父さんが亡くなっても「しょうがない」ということで、本家のおい・めいが遺骨を引き取り家の墓に埋葬していました。

平成になると少子化核家族化が進み、次第に「純血思想」が高まります。お墓の管理はずっと続くので曖昧にできないため、「おじさんのはうちの墓に入れない」ということになり、核家族ごとにひとつの墓を持つようになります。亡くなった後のことも自己責任がついてまわります。お墓はこれだけ変わりました。

こうしたなか、子供などお墓の祭祀継承者を持たない人・家庭が増えると比例して従来のお墓は機能しなくなっています。当山、法典寺彌勒の丘では、様々な人の悩みに応えられるように新しいカタチのお墓を建立しました。納骨堂納骨壇(お墓)に納め、契約期限が終了すると自動的に永代供養に埋葬されるようになっており、墓じまいも必要としません。いちど起こしください。合掌

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