富士、富士宮で納骨堂と永代供養塔『墓のあり方』

2019/03/29

 

今日はは墓のあり方について考えてみたい。中華圏の地域や国では、先祖の墓相がよければ、その家は子孫繁栄すると信じられてきた。これは道教の思想に基づいていると考えられる。しかも火葬ではなく土葬するのが最適であるとされてきた。遺体は土に還り、魂が宿った遺骨からでたエネルギーが子孫にたどり着くと考えられている。日本では「孝行」は親が元気なうちにするものと捉えられているが、中華圏では死後、親のために立派な墓を建てることが親孝行である。つまり「孝」は故人のためというより、自分たちの子孫のためでもある。墓相の善し悪しで子孫が恩恵を受けたり、災厄に遭ったりするのであれば、遺族はお墓を建てるときに慎重にならざるをえない。日本の霊園のように同規格の墓石が整然と並んでいるものではなく、風水を重視するあまり、お墓の向きが様々なのである。

日本でも世界大戦で亡くなった戦士の墓でも極端に大きい自然石に「陸軍伍長〇〇〇〇霊位」とか「元陸軍軍曹〇〇〇〇位」など見たことがあるが、これらも今はやりの墓じまいの元となっている。その後の昭和の時代も墓作りするなかで、立派な石塔を建てることが一種のステータスになっていたこともある。それらを受け継いで平成になると、「うちの親は何故こんな立派な墓を建てたのだろうか」と疑問に思う青年たちを沢山見てきた。前回にも書したことだが、お墓の持ち方考え方が時代と共に変わってきているのも事実である。

いまどのような墓を持ったらいいのか、是非当山法典寺に起こしください。かならずヒントをつかむことが出来ます。

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